プロジェクトコスト概要

このチャートは横断ダッシュボード専用のチャートです。Enterpriseエディションで利用可能です。

1. 概要

プロジェクトコスト概要は、横断ダッシュボードで複数プロジェクトのコスト状況を一覧表示するチャートです。プロジェクトごとのコスト超過率・実行予算との乖離・見込利益を一目で確認できます。

このチャートを使用することで、以下のことがわかります。

  • どのプロジェクトでコスト超過が発生しているか
  • 契約金額・実行予算と、実行予算からの乖離の状況
  • 各プロジェクトの見込利益率の状況

2. チャートの見方

2.1 画面イメージ

2.2 列構成

プロジェクトコスト概要は、以下の列で構成されています。

列名説明
マークプロジェクトのコスト状況を示すアイコンです。赤は緊急対応必要、黄は注意、緑は正常を表します
プロジェクトコードプロジェクトのコードを表示します
プロジェクト名プロジェクト名を表示します
コスト超過率(%)プロジェクトのコスト超過率をパーセンテージで表示します
超過コスト金額(千円)実行予算に対する超過コストの金額を表示します
契約金額(千円)プロジェクトの契約金額を表示します
実行予算(千円)プロジェクトの実行予算額を表示します
実行予算乖離(千円)見込みの原価と実行予算との差額を表示します
実行予算乖離率(%)実行予算に対する乖離の割合を表示します
見込利益金額(千円)プロジェクトの見込利益金額を表示します
見込利益率(%)プロジェクトの見込利益率をパーセンテージで表示します

金額の単位(千円)と割合の単位(パーセント)は、各列の見出しに括弧付きで表記されます。

2.3 マークの意味

マーク説明
緊急対応必要コスト超過が発生しており、緊急の対応が必要な状態です
注意コスト状況に注意が必要な状態です
正常コスト状況が計画どおりの状態です

マークの判定基準は、【自社マスタ設定】画面の「要注意PJ」タブの「コスト超過」「見込利益」「見込利益率」で設定された閾値に基づきます。チャート右上の「緊急対応必要」「注意」バッジにカーソルを合わせると、判定に使用している閾値をツールチップで確認できます。

【プロジェクト別採算管理】の参照権限が付与されていないプロジェクトは、一覧の下部にまとめて表示されます。マーク列に「判定不可」のアイコン、データ部分に鍵アイコンと「アクセス権限がありません」が表示されます。


3. 行クリックで詳細を確認

一覧の行をクリックすると、そのプロジェクトの要注意項目の詳細と、関連画面への導線がインラインパネル(詳細パネル)で表示されます。関連画面へは、詳細パネル内のボタンから移動します。

詳しくは詳細パネルをご覧ください。


4. データの定義

4.1 コスト超過率

コスト超過率は、プロジェクトのコスト超過の度合いを示す割合です。値が高いほど、コスト超過が大きいことを示します。

4.2 超過コスト金額

実行予算に対する超過コストの金額です。プラスは超過、0は予算どおり、マイナスは予算を下回っていることを示します。

4.3 契約金額・実行予算・見込利益金額

契約金額はプロジェクトの契約金額、実行予算はプロジェクトの実行予算額、見込利益金額はプロジェクトの見込利益の金額です。

4.4 実行予算乖離・実行予算乖離率

実行予算乖離は、見込みの原価(契約金額から見込利益金額を差し引いた額)と実行予算との差額です。プラスは予算超過、マイナスは予算内を表します。実行予算乖離率は、この差額を実行予算で割った割合です。

「超過コスト金額」は進捗に応じた見込みからコスト超過を評価した金額です。一方「実行予算乖離」は、契約金額と見込利益から求めた原価と実行予算との単純な差額であり、評価の方法が異なります。

4.5 見込利益率

見込利益率は、プロジェクトの利益率の見込みを示します。値が低いほど、収益性に注意が必要です。


5. 活用シーン

5.1 コスト超過プロジェクトの特定

マーク列で赤や黄のアイコンが表示されているプロジェクトに注目することで、コスト面で問題のあるプロジェクトを素早く特定できます。

5.2 実行予算との乖離の把握

実行予算乖離と実行予算乖離率を確認することで、契約金額と見込利益から見た原価が実行予算に収まっているかを把握できます。

5.3 収益性の比較

見込利益率を比較することで、プロジェクト間の収益性の違いを把握できます。見込利益率が低いプロジェクトは、コスト構造の見直しが必要な場合があります。


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